Book review
『イシューからはじめよ』感想|会議で浅いと言われない考え方
2026年8月27日

この記事は『イシューからはじめよ』(安宅和人、英治出版)の感想・レビューです。会議で発言が「浅い」と見られたくない人に向けて、要点と活かし方をまとめました。
会議で発言したあと、静かになる空気が怖い
意見を言ったのに、誰も反応しない。「浅い」と思われた気がして、次から黙ってしまう——。若手の頃、私もこの沈黙が怖くて仕方ありませんでした。
そんな「発言に自信がない」悩みに効いたのが『イシューからはじめよ』(安宅和人、英治出版)です。
『イシューからはじめよ』が「浅いと思われたくない人」に効く理由
発言が浅く見えるのは、頭が悪いからではなく「解くべき問いがずれている」からだ、と気づかせてくれます。以下は、私が実務で特に効いたポイントです。
- イシュー(本当に答えを出すべき問い)を見極める——作業を始める前に、そもそも何を考えるべきかを絞る。
- 犬の道を避ける——量をこなせば答えが出る、という発想を捨てる。
- 仮説を先に立てる——「たぶんこうだ」を持って情報を集めると、思考が驚くほど速くなる。
心に残った一節
「悩むと考えるは違う」——答えの出ない問いに時間を溶かすのが「悩む」、答えを出すために動かすのが「考える」。私はずっと会議で「悩んで」いただけだったと気づきました。
会議での活かし方(私のやり方)
- 会議前に、イシューを一文で定義する(この場で何を解くのか)。
- 初期仮説をひとつ置く(最有力だと思う答えを仮に決める)。
- 犬の道チェックをする(闇雲に集める情報・資料を捨てる)。
- 発言は「イシュー→仮説→根拠」の順に短く述べる。
こんな人に薦めたい
発言が浅いと見られたくない若手。頑張っているのに評価されない人。忙しさの割に成果が出ないと感じる人に効きます。
最後に(読み方のコツ)
少し硬い本ですが、「何を考えるかを、考える」という視点は一生使えます。まず第1章、イシューの定義だけでも読んでみてください。
