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Book review

池上彰『伝える力』要点3つ|会議で伝わる話し方

2026年10月16日

池上彰『伝える力』要点3つ|会議で伝わる話し方

池上彰『伝える力』要点3つ|会議で伝わる話し方レビュー

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「何か発言しなきゃ」で頭が真っ白になる人へ

会議で発言するとき、なぜかいつも声が上ずる。わたしだけかと思っていたら、池上彰さんの『伝える力』(PHP研究所)を読んで、「あ、これは技術の問題だったんだ」と気づきました。

正直に言うと、わたしは会議が苦手です。

発言しようと思うと「浅いと思われたら」「的外れだったら」が頭をぐるぐるして、結局黙ってしまう。でも黙ったらもっと存在感がなくなる。このループ、20代の会社員なら一度は経験があるのではないでしょうか。

今日読んだ池上彰さんの『伝える力』は、NHK「週刊こどもニュース」でむずかしいことを誰にでも分かるように伝えてきた著者が、「伝わる話し方・書き方」の実践技術を書いた本です。2007年の発行からロングセラーを続けている一冊で、Kindle Unlimitedでも読めます。

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この本で「地味だけど効く」と思った3つの技術

① 「相手が知らないこと」を常に想定する

池上さんが繰り返し語るのは、「伝わらない原因のほとんどは、相手の立場に立てていないことだ」という視点です。

具体的には、自分が当たり前に使っている社内用語・専門語を、相手が知らないと仮定して話す。「KPI」「オンボーディング」「スループット」——これ、社外の人や別部署の上司には通じていないことが多い。

「分かりやすく話す」って、頭を使って言葉を選ぶことなんだと本書を読んで初めて実感しました。頭の良さじゃなくて、相手への想像力の話。

② 「結論から話す」の前に「一言でいうと」を置く

ビジネス書でよく見る「結論から話せ」。分かっているけど実行がむずかしいのは、「何が結論か」を自分でまとめきれていないからだと本書は指摘します。

池上さんが薦めるのは、話す前に「一言でいうと、〇〇です」と自分に向けて言ってみること。これで話の軸が定まって、余計な前置きが自然に削れる。

わたしも翌日の朝礼で試してみたら、「いつもより話が分かりやすかった」と同僚に言われました。地味だけど効く。

③ 「話が長い人」は情報を選べていない

これが刺さった。

本書には「話が長い人は、情報の優先順位をつけていない」という一節があります。全部を伝えようとするから長くなる。聞いている側は「で、何が言いたいの?」となる。

話の中に入れる情報は、多くて3つまで。「今日伝えたいことは3点あります」と宣言してから話す。これだけで会議での発言の印象がかなり変わります。わたしはこれを知ってから、メモに「①②③」と書いてから話すようにしました。

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心に残った一節

「取材力とは、相手の話を引き出す力だ。そのためにまず必要なのは、分からないことを分からないと言える素直さである。」

これは話し方の章ではなく、取材・インタビューの話として書かれているんですが、読んだとき「あ、会議も同じだ」と思いました。

「分かったふりをしている」ことが、実は一番コミュニケーションを詰まらせているんじゃないかと。「すみません、もう少し詳しく聞かせてもらえますか?」と言える人の方が、実は信頼される。

正直に言うと、これはまだわたしも練習中です。

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こんな人に読んでほしい

  • 会議や朝礼で「うまく発言できなかった」と帰り道に反省する人
  • 話が長いと言われたことがある人
  • 頭の中にあることを、言葉にするのが苦手な人
  • 「この人、話が分かりやすいな」と思われる側になりたい人

読みやすさも抜群で、1時間あれば読み切れます。語り口が穏やかで押し付けがましくないのがいい。「伝える力」は天才だけのものじゃないと思えます。

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今日の一歩

今日から試せることを一つだけ挙げるなら、「一言でいうと」から話し始めること。

会議の前、トイレで1回だけ「一言でいうと、わたしが言いたいのは〇〇だ」と声に出してみてください。笑えるくらい地味な練習ですが、わたしはこれで少し変わりました。

📖 『伝える力』池上彰 著/PHP研究所(PHPビジネス新書)

Kindle Unlimitedでも読めます。

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